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ちょっと待って! その生活習慣
お酒でストレス発散
イヤなことや不安なことをお酒で紛らわせていませんか。
お酒をストレス発散の手段にしていると、心や体の健康に悪影響を及ぼします。
酒量がどんどん増えて危険
お酒を飲むとアルコールの作用で心身がリラックスし、楽しい気分になって一時的にイヤなことや不安なことを忘れられます。そのため、お酒はストレスの緩和に役立ちます。
しかし、お酒でストレスを発散していると、次第に酒量を増やさないと効果が得られなくなり、アルコール依存症や肝疾患などさまざまな病気のリスクにつながります。
また、アルコールには入眠効果がありますが、酒量が増えると不眠になりやすくなります。さらに、アルコールは酔いが醒めたあとに気分の落ち込みを悪化させたり、うつ病を誘引する作用があることもわかっています。
そのため、お酒でストレスを発散することは危険です。
お酒以外のストレスコーピングをもとう
ストレスに対処する行動をコーピングといいます。お酒以外のコーピングをたくさんもち、ストレスを感じたら、そのなかから状況に合ったものを選んで実施しましょう。コーピングは些細なことでかまいません。
お酒を飲むときはストレス発散のためではなく、食事といっしょに適量をおいしく楽しく飲みましょう。
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気分転換をする
笑ったり泣けたりする映像を観る、体を動かす、カラオケで熱唱する、趣味に打ち込む、旅行に行くなどは気分転換ができるコーピング。
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リラックスする
好きな音楽を聴く、腹式呼吸をする、アロマテラピーをする、マッサージを受けるなどはリラックスできるコーピング。
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話を聞いてもらう
信頼できる人に愚痴を聞いてもらったり、相談したりすることは有効なコーピング。気持ちが落ち着いたり、考えが整理できたりする。
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問題を解決する
ストレスの原因を解消していくこともコーピング。問題を細分化し、できることを一つひとつ実行していく。